Studio Body Academy代表
理学療法士の水谷 亮介です。
皆さんは、
自分の身体をイメージ通りに動かせていますか?
イメージ通りに身体を動かせている人は、
身体への負担なく日常生活を送れている事でしょう。
『世の中の80%の人が生涯に一度は腰の痛みを訴える』
というデータからすると、
ほとんどの人はイメージ通りに自分の身体をコントロール出来ていないのが容易に想像できるかと思います。
では、
「イメージ通りに身体を動かせる」
とは、どういうことなのでしょうか?
「イメージ通りに身体を動かせる」
とは、つまり
「自分の身体の可動範囲を自分の力で正確に動かせる能力」
と言い換えることが出来るかと思います。
これを専門用語では、
『運動制御』とも言います。
この『運動制御』は、
生活の何気ない場面での動作の繰り返しによって、徐々にイメージ通りではなくなっていくんです。
毎日座る椅子、
そこから見るTVは毎日同じ方向。座る姿勢も同じ。
通勤電車で何気なくもたれかかって立ってしまう。
そんな日常生活の小さな『癖』がイメージを徐々にずらしていき、
気がついたら腰痛になってしまうんです。
久しぶりに運動したら腰が痛くなった、、
という例が、
まさにイメージと実際の動きがマッチングしていない証拠なのです。
まずは、
自分の身体が今どのような段階にあるのかを見極めたうえで
自分に合った運動レベルを選択しましょう。
新型コロナウィルスの影響もあり、今は自粛ムード満載の世の中ですが、
『自分の身体と向き合える時間が増える』という見方も出来ますね。
家で自分に合ったストレッチ、筋トレをスタートしてみましょう。