ConnecTreat勉強会で発表させていただきました柔道整復師の阪本です。
2019年下半期のConnecTraetは『セルフエクササイズ祭』という企画で毎回セルフエクササイズを含んだ内容の発表を行っていくとの事。
今回はその第一弾!
『肩関節挙上時の痛みに対するセルフエクササイズ』
というテーマでお話させていただきました。
今回のエクササイズは、肩甲骨の可動性・安定性を向上させることで自動運動による肩関節挙上時の痛みが軽減し、可動域改善に効果が期待できます。 患者様の主訴である痛みを、初回介入時に少しでも軽減できるように。
そして、エクササイズによる痛みの軽減を感じてもらい、
自分で運動することで良くなっていくんだという実感を持ち、
治療に対して前向きになって頂けるようにしていくというシンプルなコンセプト。 エクササイズの適応としては自動運動では痛みにより挙上制限が出るが、
他動運動だとその範囲を超えて挙上可能な症例です。
この他動運動時に1つ大事にしているポイントがあります。
ゆっくりと愛護的に実施し、絶対に痛みを出さないように心がける事。
そうすることで患者様は安心感で力が抜けて信頼感も得られ、リラックスした状態で治療に入ることができます。 このエクササイズにより、
肩甲骨の動きの制限因子になっている筋にはリラクゼーション効果やストレッチ効果、
機能不全に陥っている筋には刺激を入れて収縮を促していく効果があります。
この筋に対してアプローチ!というものでは無く、
肩甲骨の動きに関わる筋群に一気にアプローチするイメージです! セルフエクササイズとしては少し難易度が高いものですが、動作を分解して分かりやすくお伝えし、自宅で取り入れて頂きやすくするよう工夫しているポイントもお伝えさせて頂きました。 今回も発表させて頂くにあたり色々な事を再確認、整理できる良いきっかけになりました。
みなさんからの質問やアドバイスもありがたく、とても勉強になりました! 良い機会を与えて頂きありがとうございました!