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クリニックでのATとして

3/23日に発表させていただきました、理学療法士、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの原祥太郎です。

私はスポーツによる怪我(スポーツ傷害)を減らしたいという目標から、

理学療法士と日本スポーツ教会公認アスレティックトレーナーの資格を取得しました。

今回、「ありのまま臨床」ということで、

アスレティックトレーナーとしてクリニックで行なっている投球障害のコンディショニングの一例をお話させてもらいました。

私がコンディショニングを提供する際に大切にしていることは、

『どのようなイメージで』『どのようなことを考えて』『どのような指導を受けて』など、

選手の主観的感覚やイメージを大切にしたいということです。

その上で動作の選択肢(オプション)を増やしたいと考えて取り組んでいます。

学生時代の恩師に、

動作の"正常"と"異常"について教えてもらった言葉が考え方の核となっています。

正常は、さまざまなパターンで動作を行うことができること。

異常は、一つのパターンでしか動作を行えないこと。

スポーツは、そのときどきで環境が変化し、

同じ動作でも変化させる必要があったり、変化してしまったりしてしまうと思います。

それが身体に負担の加わりやすい変化であると、

スポーツ傷害の発生リスクになりうる可能性があります。

そのため、予めいろいろと選択肢(オプション)を持っていた方が、

パフォーマンスも高く、怪我をしにくい身体の使い方ができるのではと考えています。

絶対に怪我をしない動作というものは難しいのではと思います。

また動作は一人一人、そのときどき違うものであると思います。

選手の主観的な感覚やイメージを共有し、

エクササイズ方法やキューイングなどを工夫して、

「なんか動きやすい」「身体が軽く感じる」などの選手のいい方向の変化を増やしていきたいなと考えています。

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