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【痛みのない動きを探すことを意識する】

痛みと動きのナビゲーター

理学療法士の水谷 亮介です。

1月26日に開催された勉強会で

「変形性膝関節症の初期対応」

についてお話しさせて頂きました。

患者さんの初期対応で僕が意識しているポイントは

「痛みの出ない動きを探す」です。

同じ動きでも条件を変えて行うことで痛みを全くなくなるケースがあるんです。

今回は僕が対応した患者さんをモデルにロールプレイを行いました。

立ち上がる動き、歩く動作で左膝が痛いと話をしてくださいました。

実際に立ち上がる動作をしてもらうとやはり膝に痛みが出てしまいます。

次に、患者さんの前に椅子を置き、椅子の座面に手を置いて立ち上がってみます。

すると、先ほど訴えていた痛みを感じることなく立ち上がることができたんです。

同じ動きでも条件を変えて行うことで改善の糸口を見つけ出す事が出来るんです。

今回のケースでは、重心が前方に移動しきれないことが痛みと関係していました。

あとは、それを評価で見つけ出すだけでいいんです。

初めてのリハビリ室に緊張される患者さんがほとんどです。

平行棒が並び歩行訓練をしている方、

車いすからベッドへ移動する訓練をしている方などを目の当たりにして

「私、何をされるんだろう・・・」

と、不安と緊張が入り混じった感じになります。

その中でも、膝の痛みを抱えた患者さんは

緊張以外の気持ちとして、

痛みはなくなるの?

何をしたら痛みはなくなるの?という思いでリハビリ室に来院されます。

同じ動きでも条件を変えて行ってもらうことで、痛みが軽くなると

患者さんは「ホッと」された表情をされ、

少しでも不安を取り除くことができます。

リハビリに希望を持ってくださいます。

僕たちに希望を持ってくださいます。

毎日がプレッシャーですが、

患者さんの「ホっと」した表情をみる度に

理学療法士という仕事を好きになれるんです。

最後まで、読んでいただいてありがとうございます。

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