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月例講習会 2018年10月 体幹トレーニング再考

スポーツでのパフォーマンスを上げるために必ず行われる体幹トレーニング。

体幹は身体の幹と言われるだけあって、身体を安定させてくれます。

現在知られている体幹トレーニングは、身体の剛性(固める力)を高めて身体を安定させようとしています。

果たして、身体を安定させるためには剛性を高めることだけなのでしょうか? とこんなことを考えながら、選手に体幹トレーニングの指導をしていました。

もう一度言葉の定義から体幹トレーニングを考えてみようと思います。

まずは体幹です。

体幹…

腹筋群、横隔膜、骨盤底筋によって構成され、協調した運動を行うことにより安定化させています。

→俗に腹腔内圧(IAP)と呼ばれています。

さらに安定についても言葉の定義を考えようと思います。

安定とは…(大辞林より) ① 落ち着いていて変動の少ない・こと(さま)。 ② ある系が外からの作用により微小な変化を与えられても、もとの状態からのずれが一定の範囲に収まるような状態。 ③ 物質について、化学変化が起きにくい、あるいは反応速度が遅い性質。また、そのさま。不活性。

人間の身体には①、②が使われそうですね。

①は精神的な意味合いで使われそうです。

心が安定する≒動揺しないとか緊張しないと言い換えが出来そうですね。

続いて②です。

②は専門用語で言い換えてみましょう。

→外力が加わっても、重心が支持基底面内で収まるような状態 とこんな感じでしょうか。

身体を動かす際、重力・床反力が働くことで重心は移動します。

重心が支持基底面内に収める、または重心のあるところに支持基底面を移動させるために、体幹(腹腔内圧)が先行して活動します。

すなわち、重心・支持基底面を無意識的にコントロールするために働きます。

土台をしっかりと作ることが作れることで、最大のパワーを発揮できます。

また、姿勢制御戦略、立ち直り反射などの能力を最大限発揮させるためにも大切になってくるのでしょうか? となんとなく考察してみましたが、伝えたいことがよくわからなくなるなってきました…。

考えれば考えるほどどツボにハマっていく体幹。(考えすぎている僕だけでしょうか笑?)

まだまだ研究が進んでいない分野である体幹。

今回の発表では、お腹を膨らませた方がいいのか・凹ませた方がいいのかを中心に考えてきました。

資料を作りながら、発表をしながら、質問を貰いながら、

どうなんだろうという疑問がたくさん出てきてきます。 ・腹腔内圧を保ったまま呼吸ができるのか?特に、呼気(息を吐く)時 ・一般の方、選手に指導する時の腹腔内圧のイメージのさせ方 ・感覚的な部分が大きく出来てる出来てないが分かりにくい

より納得のいく答えを導き出せるように考察を深めていきたいと思います。

この業界に正解はないですが、全ての人が納得する解を探し出せるよう、生涯勉強・実践です。

方法はなんだっていい。

全ては、目の前のクライアントさん・患者さん・選手の皆さんの笑顔を見るため。

いのうえ接骨院 松井秀和

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